レザークラフト研究

横浜市で小さなレザークラフト教室をしています。小物から鞄まで

2室に分かれたダブルファスナーポーチ 作りかた 2.準備編

leatherworksthalia.hatenablog.com

の続きです。

 

途中、白っぽい色革のポーチの写真が混ざっていますが、ご了承ください。

 

 

2室に分かれたポーチ 作りかた 2.準備編

 

こんな感じの2室あるミニポーチを作っていきます。

 

1.

「パイピング」パーツを作る

 

パイピング用の巻革の床面にサイビノールなどの接着剤を塗ります。

巻革の幅の中心にパイピング芯を置きます。

パイピング芯を巻くように巻革を2つ折りにして接着します。

革が柔かいので、革を伸ばさないように、位置がずれないように、注意します。

接着がはがれないように、ローラーなどでしっかりと圧着します。

計3本、作っておきます。

パイピング芯に巻革を巻く

パイピングができた!


2.

「ファスナー+マチ革」パーツを作る

 

マチ革の両端を、それぞれ「ヘリ返し」(革を折り返して接着すること)します。

(計2枚)

 

ファスナーの、上留め、下留め(それ以上スライダーが動かないように施されたファスナー両端にある金具のこと)のすぐ脇に、先ほど端をヘリ返ししたマチの革を、それぞれサイビノールなどの糊で仮止め接着し、そのあと、写真の赤線の所をミシンで縫います。

計2セット、作ります。

ファスナーとマチ革を、写真の赤線の所で縫い合わせ、1つのパーツにします
(計2セット)。

 

3.

「胴」革パーツの1枚に

ベルト通し用のテープを接着しておく

 

胴革を1枚、横長に置き、上辺、下辺とも、横の長さの中央位置に、印を付けます(吟面に)。

テープは縦長に置き、上辺、下辺とも、横の長さの中央位置に、印を付けます。

印は、吟ペンかボールペンで、点か、1mm位の長さの線で、目立たないように付けます。

上辺、下辺とも、それぞれ付けた印どうしを合わせて、革にテープを乗せます。

それぞれの端を、サイビノールなどの糊で、5ミリくらいの幅で接着します。

 

ごめんなさい、この工程の写真がありませんが、赤枠部分のことです。

 

 

4.

「胴」革パーツに「パイピング」パーツを接着しておく

 

写真を参考に、「パイピング」パーツを「胴」革パーツの周囲に、サイビノールなどの糊で接着します。

(計3枚)

※写真の2㎝x2㎝位の「小さな革パーツ」は、継ぎ目を隠すために付けています。0.5㎜厚くらいの革を使うのが理想的です。無くてもOKですが、あったほうが見た目が良くなります。

写真のように、4つの角(カド)に切り込みを入れ、接着したパイピングができるだけ自然な形になるようにします。

切り込みの長さは、根元を0.5㎜くらい残すイメージで、ハサミを入れます。

 

 

 

ベルト通しが貼ってある「胴」革パーツは、その上からパイピングパーツを貼ります。

 

 

各パーツの組み立てを終えたので、

次回の記事 ↓ は、いよいよパーツどうしの縫い合わせです。

 

 

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