レザークラフト研究

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レザークラフトーコーナーの縫い穴と縫い目(その3)

今回の記事は、コーナー(角、カド)に縫い穴を開ける「方向」について、そして、それを縫った時の「縫い目の出かたの感じ」についての記事、その3です。

 

前回の記事はこちら ↓↓↓

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*コーナーの丸い部分を「R(アール)」(半径の意)と呼ぶことが多いので、記事では、「R」と書いていくことにします。

 

コーナーの「R」の径がとても小さく、どう考えてもコーナー上に縫い穴は1つしか開けられない、さて、どうやってそこの縫い穴を開けようか?という話の続きです。

角度で言うと、90度(直角)、または、90度より小さいカーブの場合です。

 

それに対して、結果的には90度に曲がって縫っていく場合でも、通常、大きめの「R」で、そのカーブがゆるい場合は、目打ちを置く角度を少しずつずらしながら、縫い穴を開けていくと思います。(下記の写真は、菱目打ちで穴を開けました。)

 

「R」の大きなコーナー Large Radius Corner

 

なお、工具が菱目打ちでも、ヨーロッパ目打ちでも、目打ちの穴は、右上から左下に斜めの穴(ヨーロッパ目打ちの場合は線です)が開きます。

菱目打ちで開けた穴
Hole punched with a diamond stitching chisel

 

このような斜めの形をしているので、「R」の小さいコーナーへの縫い穴は、どのように開けたら良いのか、あらためて考えれば考えるほど、判断が悩ましい、そういう話の続きです。

 

「その1」の記事では丸目打ち(丸錐)と菱目打ちを使って、

「その2」の記事では丸目打ち(丸錐)とヨーロッパ目打ちを使って、

コーナーに縫い穴を開け、縫い線の感じを比較しました。

 

今回の「その3」の記事では、やはり、菱目打ちヨーロッパ目打ちを使いますが、

コーナーに穴を開ける時、目打ちを少し斜めに角度を付けて穴を開けたら、縫い線がどんな感じに見えるかな?という実験をしてみます。

角度は、内側にカーブを描くような角度で穴を開けてみます。

 

 

【コーナーの縫い穴タイプ別、縫い目の見えかた実験】

 

自分は縫い方に名前を付けているのですが、

「A-1」は、次のような縫いかたです。

・吟面側から先に針を入れる、

・吟面側に出る縫い目が、比較的、斜めに並ぶ

・床面側に出る縫い目が、比較的、真っすぐ並ぶ

 

「B-1」は、次のような縫いかたです。

・床面側から先に針を入れる、

・吟面側に出る縫い目が、比較的、斜めに並ぶ

・床面側に出る縫い目が、比較的、斜めに並ぶ

 

写真の『A-1』『B-1』の意味は、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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まず、次の写真は、ヨーロッパ目打ちで、コーナーに穴を開けました。

あれ?どこかで見たような?そうです、前回の「その2」の記事で、ヨーロッパ目打ちでコーナーに穴を開けた時の、中央の縫い線の穴の開けかたと同じになります。

ヨーロッパ目打ち French Pricking Iron

 

というわけで、今回の「その3」の記事は、菱目打ちで、コーナーに穴を斜めに開けた場合の話になりそうですね。

 

比較のために、まず、その1の記事の、菱目打ちの実験の写真を再度、載せてみます。

 

次の写真は、菱目打ちでコーナーに穴を開けました。

斜めに角度を付けて穴を開けています。

赤いペンで書いてある菱型の絵と同じように穴を開けています。

菱目打ち Diamond stitching chisel

 

B-1の縫いかたで縫うと、穴を開ける角度による差は、あまり感じないように思いますが、A-1の縫いかたで縫うと、より一層、縫い線の感じが丸みを帯びている気がします。

 

【まとめ】

 

個人的に、「どれを選べば良いのやら?」と、実験すればするほど、わからなくなってしまいましたが(笑)、最後に少し比較してみます。

 

 

なんとなくわかったことは、

今回の「その1」から「その3」の記事で使用したサンプル写真では、Rが5mmのコーナーを使用しました。

これ位の丸みがある場合は、丸目打ち(丸錐)も悪くないですが、菱目打ちやヨーロッパ目打ちを使うのも、少し丸い感じが出て、良いかも知れません。

 

一方、コーナーがもっと直角に近い場合(ほんの1mmか2mmほど裁ち落としただけの場合)は、丸目打ち(丸錐)を使うと、コーナーと縫い線の感じが、似合いそうです。

 

ただ、少し気になるのは、上の写真の、青い四角枠の部分の、コーナーを縫い終わった直後、90度曲がって縫い始める時の、縫い線の角度です。

少し、バランスが崩れるんです。

この写真で具体的に言うと、菱目打ちで縫い穴を開けた場合、コーナーを曲がった直後は、糸が右下がりに並んでいると、バランス良く見えます。

ところが、コーナーを曲がった直後の1~2目だけ、水平な感じになります。

 

 

【どの開け方が良い?】

 

「その1」「その2」の記事にも書きましたが、縫い穴の開け方は、どれが正しい、どれが間違い、ということはありません。

見えかたに個人の好みがあるように、穴の開けかたにも個人の好みがあります。

 

どうしようかな?と思ったら、写真を参考になさってみてください。

 

実は、右下のコーナーだけでは物足りず、左下のコーナーについても実験してみたいと思ってしまったので、まだこのシリーズは終わりません(笑)

新年に「その4」からまた書きたいと思います(笑)

 

 

 

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